作業療法、言語聴覚療法とは

作業療法は、病気やけがなどを原因として、身体に障害や不自由さを抱えている人に対して、日常生活に必要な能力を高めるための訓練や指導を行うものです。理学療法とよく似ていますが、理学療法が機能の回復に重点を置く一方、作業療法では、日常生活への訓練を重視している点で違いがあります。作業療法士は、身体的・精神的なものを専門としており、関節や筋肉への働きかけを行う身体機能の向上とともに精神に障害や悩みを抱える方に対して、気分を発散させたり、考え方を変えたりするアプローチを行って、職場や社会への復帰を図ることを目的としてリハビリテーションを行います。

言語聴覚療法は、身体機能ではなく言語機能の回復を目指して行われる治療法です。言語聴覚士は、言語や聴覚に障害や不自由を抱えている方の検査を実施し、個人に合わせた機能回復や発達促進のサポートを行います。障害には、難聴や言語発達の遅れ、失語症や音声障害、構音障害や吃音などがあり、専門的なリハビリテーションが行われます。また、直接的に言語とは関係がない、摂食嚥下障害についても専門的に扱います。問診や効きなどを使って、ことばや聞こえの状態を詳しく検査するとともに原因が何なのかについても特定します。客観的なデータをもとに、必要となる治療や訓練の方法などを判断することも仕事となります。