リハビリテーションの意義

リハビリテーションというと、交通事故や大病のあとに体の機能を回復するために行うものというイメージがありますが、本来の意味は、何らかの理由によって能力や機能が低下した状態から改善を図る目的で働きかけること全般を指すものです。身体機能だけを指すのではなく、うつ病などのメンタル面の疾患で一時、仕事を離れた方が社会復帰するために行う準備をリハビリテーションと呼ぶこともあり、広義では、医学的リハビリテーション、職業的リハビリテーション、教育的リハビリテーションなどさまざまな種類があります。狭義でリハビリテーションというと、医療や介護の現場で病気やけがを原因として動きが鈍くなった筋肉に働きかけて従来の動作に近づけることを意味し、外科や整形外科などの現場で導入されることが多いものです。

日本の平均寿命は年々延びており、超高齢化社会に突入していると言われています。リハビリテーションは、単なる機能回復だけではなく、「人間らしく生きること」「自分らしく生きること」を全般的にサポートするものであり、いわば、健康寿命を延ばすために行われているものでもあります。医療や介護の現場で行われているリハビリテーションは、大きく分けて理学療法、作業療法、言語聴覚療法があり、それぞれに資格を取得した専門のスタッフによってサポートされており、別々に存在しているものではなく連携しながらトータルでサポートするリハビリテーションが大切であると言われています。